第1部 クラシカル・バレエ
『海賊』より"オダリスクの踊り"
第1ヴァリエーション 島田沙羅
第2ヴァリエーション 中西夏未
第3ヴァリエーション 佐藤愛香
『ラ・シルフィード』より第2幕のパ・ド・ドゥ
シルフィード 鈴木優 ジェームズ 小野寺雄
研修生振付作品
『Light of the flower』振付・出演 直田夏美
『また明日へ』 振付・出演 横山翼
研修の様子の映像紹介
第2部クラシカル・バレエ
『パキータ』より"グラン・パ・クラシック"
パキータ 西成雅衣
ルシアン 菅野英男
男性ヴァリエーション 横山翼
第1ヴァリエーション 直田夏美
第2ヴァリエーション 三宅里奈
第3ヴァリエーション フルフォード佳林
第4ヴァリエーション 榎本朱花
第3部 スパニッシュ・ダンス
『Fandangos y Bulerias』
バレエ研修所も8期となり、契約ダンサーの中で研修所出身者の占める割合も多くなってきました。
新国立ウォッチャーとしては、未来のプリンシパルを探す楽しみがあるのが発表公演です。
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今回は、かなりクラシックバレエに重点を置いた発表でした。
7期ではフルフォード佳林さんが、派手さはありませんがきちんとした踊りで好感が持てました。
彼女の表情はわりと淡々としていて、媚びたところがないというか、そこがある種の不思議さを醸し出しているように思います。
男性陣、横山翼君はジャニーズ系のグッドルッキングボーイですから、踊りをもう少し精進して、背がもう少し伸びたら、バレエ王子になれる可能性があるんじゃないでしょうか。
彼自身の振付は、ありがちではありますが、楽しい作品でした。
もう一人の男性、小野寺雄君は、スパニッシュダンスでソロを踊ったのがすごくカッコ良かったです。彼はそういうカッコ良さを追求していった方がいいのかもしれない。
8期の皆さんは、クラシックがみな上手でしっかりしたテクニックをすでに持っているようでした。
8期は6名のうち5名が予科生から入ったせいか、プロポーションや容姿も粒ぞろいで、やはり良い子は15才で青田買いしておかないと、みな海外へ行っちゃうから、予科生制度を作ったかいはあったなと思います。
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私が以前から注目している双子ちゃんのうち、鈴木優ちゃんがシルフィードを踊りました。
まずシルフィードの衣装がすごく良く似合います。首が長くて手足が細くて本当に美しい。
柔らかな腕の動きと、きれいなパンシェ、そして時々見せるいたずらっぽい表情がシルフィードらしくて良かったです。
回転技は失敗してしまって残念でしたけど、見るたびに上手になっているので、これからが楽しみです。
容姿と雰囲気は素晴らしいのですから、もっと貪欲にテクニックを身につけるようにしたらいいんじゃないでしょうか。
双子のもうひとりの舞ちゃんは、パキータに出演していましたが、ちょっとしたしぐさや音の取り方にも他の人と違った美しいセンスと自信が感じられ、彼女はすでにバレリーナとしての自覚をしっかり持っているように感じられました。舞ちゃんは翌日にシルフィードを踊るのですが、見られなくて残念でした。
最後のフラメンコは、本場のギターとカンテが入って、迫力満点。見ごたえがありました。
それにしても研修生達の行く末について憂慮してしまいます。
というのは、現在、研修所の所長は、前芸術監督の牧阿佐美。
バレエ団の芸術監督はビントレーです。
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牧さんは、自分の好みの子を選んで研修生にしています。色白で手足が長く、スタイルが良くて、お上品な雰囲気を持った子がお好きなようです。
牧さんが芸術監督の時代なら、そういう子が研修所を卒業した時に、すんなりと新国立バレエ団に入って活躍できたのですが、今は違うのです。
ビントレーさんはどうやら「スタイルが良い」という事に、あまりこだわっていないようです。
彼の優先順位はスタイルが良いことよりも、彼の表現したいものを積極的に表現してくれる熱意だったり、ダンサーとしての引き出しの多さだったり…
つまり、白鳥が似合うダンサーよりも、コンテンポラリーを踊りこなせるようなダンサーを求めているわけです。というか、その両方ともをかなりのレベルで踊れるダンサーを求めているのでしょう。
日本のバレエ界ではクラシックが好まれていますが、海外、特にヨーロッパでは、コンテンポラリーの重要性が年々高くなっています。パリオペラ座の演目を見ても、コンテンポラリー作品の上演割合は増え続けています。
ビントレーさんも、そういう状況の方へ、新国立劇場バレエ団を導いていこうとしているのでしょうし(本当は単に自分の作品を上演したいだけだったりして)、これからはコンテンポラリーも踊れなくてはバレエ団と契約できなくなりそうです。
そうすると、今のままの研修所のカリキュラムでいいのでしょうか。
アキコカンダ先生はお亡くなりになりましたが、あのような古いモダンなどやっていは現代ダンス界についていけないのではないでしょうか。
中村恩恵さんとか、平山素子さんとか、もっと良い教師がいるでしょうに。
早急に改善しなくてはならないのは、コンテンポラリーダンスのカリキュラムだと思います。
研修所がその点を改善しないのなら、研修生は自分の力でコンテンポラリーの勉強をした方がいいと思います。
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